2006年のニューバランス最先端モデル m992

m992は2006年に誕生したニューバランスの最先端モデルです。
今も続く990番台の中の一つ、番号は990、995~999、990~993、990と不規則に進み、今は990v〇という表記になっています。
カジュアルなオンロードモデル1000点満点中990点のスニーカーという広告で打ち出された、 ニューバランスのカジュアルなオンロードモデル。今でも990は最新モデルが作られており、他のモデルも復刻され、996を筆頭に人気があ[…]
991と992はスティーブジョブズが履いていたことで有名。
今年2020年、992が初の復刻でプレ値が出るほど盛り上がりを見せています。

nc:ニンバスクラウド
今回のモデル、もともとビームスの先行販売や、他海外サイト等で一部発売されていたりしましたが、5月にニューバランスの公式オンラインショップで販売され即完売で、自分も買えませんでしたが、運よくリストックで買えました。

基本のグレーを基調に、ホワイトを入れ込んだ、オールホワイトではないホワイトですごく素敵なカラーリングです。
ミッドソールが後方がグレイだったのが、全てホワイトになっていてよく見ると微妙に色が違う所が個人的に美しいポイント。
ボリューミーなクラウド感が出ています。

m992の履き心地
アッパー
最高、以上です。
ニューバランスのスニーカー、特にmがつくアメリカ、イングランドメイドモデルは全部最高のアッパーなんですが、それ以上に計算されている部分を感じました。

タン部分
タンは他ホワイト部と同じのヌバックレザーを使われていますが、横の部分と重なる部分はメッシュに切り替わっています。
これ、m1700履いた時に思ったのですが、レザーがこすれて音が鳴ったり、厚みが出て履き心地に影響が出るためだと思われます。

トー部分
トー部分の上、シューレースの終わりの部分、リフレクターになっていますが、ここは沈んでシューレースの部分は高くなって立体な構造となっています。
シューレースの部分は重なって厚みが出るけど、トー部分を低く足に密着させて、履き心地をよくするためと思われます。

インソール内
これはm992だけではなく、ニューバランスのスニーカー特にm表記のものはそうなのですが、インソール内のライニングからくる生地の終わりを真ん中で一緒に縫い込んでいます。
これは少しでも足をスニーカーで包み込ませるためで、こういう細かいディテールがニューバランスの履き心地と値段を作っているわけです。

クッション
今回の992のクッションは、アブゾーブSBS。
以前にあったアブゾーブをさらに衝撃吸収性と反発性、耐久性を向上させたものです。
履いた感想は、今までのエンキャップ、Cキャップ、アブゾーブとまた違う履き心地でした。
主要なクッションニューバランスのクッションにも色々と種類がありますので、主要のまとめてみました。ENCAP(エンキャップ)ニューバランスのスニーカーの中でも一番多く使われているクッション。EVA素材[…]

指で押しただけでも柔らかい思いましたが、履いてもニューバランスの中では柔らかい方です。
アブゾーブのもちっとしたクッションや、最新990の反発性に優れたクッションでもなく、結構シンプルなクッションな気がします。
かかとの厚みは4㎝ほどありますし、柔らかいクッションなんですが、履くと地面を感じることができて、厚みがあることやクッションをあまり感じないです。なんか不思議です。
逆に複雑すぎて、僕の鈍感な足で理解できないだけかもしれません。
まだ何回かしか履いていなく、履きこめば変わると思いますが、個人的にはアブゾーブや最新990のようなクッションを感じるクッションの方が好きかもしれません。

m992のサイズ感
思っていたより、ぴったりでした。
普段どのスニーカーも26㎝で履いていて今回も26㎝を購入。
ニューバランスのスニーカーって、結構大きめで25.5でよかったなって思うことが何足かあったんですが、これは26㎝でピッタリです。
自分の履いた中だと、m1500と同じくらいに思います。
m1700よりも小さめ、m576、m1400はSL-2なこともあり大きめなんでそれよりも小さく感じます。
ちなみにm992にはSL-1ともSL-2とも表記はないです。

ニューバランスm992は素晴らしい
ニューバランスのスニーカーは見た目、履き心地とだいたい素晴らしいですが、これも例に漏れず素晴らしいです。
復刻されている今を逃すと、また復刻までなさそうですから、結構人気で品薄ですが手に入るタイミングがあればおすすめです。