スニーカーの黄ばみ
スニーカーは黄ばみます。
ゴム、ナイロン、キャンパス、特にプラスチック部分、透明なクリア部分は黄ばみます。
保管方法によって少しは遅らせることはできますが、遅かれ早かれ黄ばみます。
黄ばみの原因
布部分の黄ばみ
ナイロン、キャンバス等、布部分の黄ばみに関しては、結構落とすことができます。
原因は、付着したアルカリ性が紫外線に反応して黄ばんでいるからです。
一度、コンバースのオールスターが汚れてしまったので、スニーカークリーナーで洗い、綺麗になったと思ってかわかしていたら、次の日めちゃくちゃ黄ばんでいたことがありました。

シューシェイムというクリーナーを使ったのですが、スニーカークリーナーは全般アルカリ性らしく、キャンパス地のものは洗うと黄ばんでしまうようです。

仕方がないので、中性の酢につけて置いて黄ばみをとりました。
市販の普通の酢をぬるま湯で薄めてぶち込んでおきます。

1~2時間放置して洗い流します。
すると黄ばみはすっきり取れています。

ただ、ここで問題が発生しました。臭いが全く取れない。
酢の臭いはかなり強烈です。結構すすぎましたがしっかり臭いはついています。
そこで、家庭用洗剤を使いました。いわゆるアタックやアリエールなど、普段使っている洗剤です。
少し考えれば当たり前ですが、その手の洗剤は中性です。
じゃないとTシャツが洗うたびに黄ばみます。同じキャンパス地ですからね。
コンバースのオールスターは布とゴムくらいですので、普通に洗濯機で洗いました。
すると全く臭いはなくなりました。今の家庭用洗剤は凄いです。
もちろん、ゴムも加水分解や黄ばみが発生しますので、あまりよろしくはないです。

ゴム、プラスチック部の黄ばみ
ゴム、プラスチック部に関してはかなり難しいです。
なぜなら、黄ばみは経年劣化等での化学反応による黄ばみ。
簡単にいうと物質が変わっています。それを戻すことはできません。

そのため、黄ばみを取るためにやれることは削る作業、車のヘッドライトなんかと同じ理論です。
化学反応を起こすのは、基本外気と触れる表面なので、その黄ばんだ表面を削ればいいということですね。
まあただ限界がありますし、相当な労力と時間と技術が必要です。

スニーカーの黄ばみへの対策と心持ち
プーマスエードや、その他昔の復刻にて、最初から白いゴム部分やミッドソール部分がセイルカラーや黄ばんだような色で作られていることがあります。
そういうかっこよさがあるということと思います。

真っ白とは違う、奥行きというか、深みが出てかっこいいですよね。
もちろん、スニーカーによっては黄ばまない方がかっこいいのもありますので、黄ばんでほしくない気持ちはわかります。
桜のように、命短い美しい時を楽しむ心、一瞬の花を咲かせて潔く散りゆく様を美しいと感じる心が必要なのかもしれません。
市販のもので黄ばみ取り売ってますけど、どうなんでしょう、結構白くなるとレビューが出ていたりもします。
